モジュール型ブロックチェーン・ソリューション開発企業であるParticle Networkは、初のトークンセールで1500万ドルを調達した。
このラウンドはSpartan GroupとGumi Cryptos Capitalが共同で主導し、SevenX Ventures、Morningstar Ventures、Flow Traders、HashKey Capitalなどが参加した。
Particleの創設者でCEOのPengyu Wang氏によると、同プロジェクトは3月にシリーズAラウンドの資金調達を開始し、先月終了したという。Wang氏は、このラウンドはフューチャー・トークン(SAFT)の直接契約に基づいて手配されたと言及したが、調達額については言及しなかった。
今回のシリーズAラウンドでパーティクルの投資総額は2500万ドルに達した。これには過去3回のラウンドで得た1000万ドルが含まれる。
Particle Networkの創業者兼CEOであり、インドと欧米でカジュアルゲームプラットフォームを展開するMinijoyの創業者でもある。チャイナ・ルネッサンス・キャピタルとSAIFインベストメンツに勤務し、清華大学を卒業。
2022年に設立されたParticle Networkは、モジュール式のL1ブロックチェーンであり、ユニバーサルアカウントを作成することでチェーンの抽象化を促進し、ユーザーに単一のアドレスとチェーン間の交流ポイントを提供すると同時に、ガスを抽出し、流動性を統一する。これにより、既存のL1とL2がエコシステム間でシームレスに連携できるようになる。
パーティクルネットワークは初期のテスト段階にあり、約130万件の一般口座と1億1400万件以上の取引がある。
Cosmos SDKを使用して構築され、イーサリアム仮想マシン技術と互換性がある。主な競合には、チェーンシグネチャ技術を使用するNEARや、チェーン統一技術を使用するPolygon'社のAggLayerがある。
Particleは、従来の暗号ウォレットの代わりにソーシャルログインを通じてユーザーのオンボーディングを容易にするウォレット抽象化技術を導入しました。この技術は900以上の分散型アプリケーションで使用され、20億ドル以上の資産を保護しています。
Particle Networkテストネットの第2フェーズは今週開始され、メインネットとPARTIトークンは今年の第3四半期にリリースされる予定だ。
新たな投資により、パーティクルはエンジニアリングとオペレーションを中心に、チームを30人以上から70人以上に拡大する計画だ。
さらにParticleは、同社のチェーン抽象化技術を利用する開発者、パブリック・ブロックチェーン、分散型アプリケーションをさらに募集し、ターゲットを絞ったマーケティング活動を通じてサポートを提供する計画も立てている。